花のミプリ イメージ
イメージ ホーム ミプリについて 商品 ご注文 お問い合わせ
コミュニケーション
 ミプリ通信
ご用途別はこちら
ミプリ通信
「花のミプリ」は、狛江駅から世田谷通りに出る角にあります。ご近所は、「マンマパスタ」様、「日の丸パチンコ」様、「スーパー三和」様、「焼き肉神室亭」様、「携帯ショップ・コヤマ」様、「きたかったラーメン」様、「まる美クリーニング」様と繁盛店がつながっています。こんな良い立地のところなので、さまざまな事件が起こります。
おいおい報告しますので、おたのしみに。もちろん、花屋ならではの話題も随時お届けします。
一期一会 2003.3
今日はミプリの誕生日、3歳になりました。たくさんの方に支えられ、お引き立てをいただいて3周年を迎えることができました。本当に有り難く、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
私にとって花屋は天職だったようで、3年間一度も花屋になったことを後悔したことはありません。「花屋になって良かった」という思いは、たびたび私の心を満たし、幸せ気分にしてくれます。
花屋には、喜びや悲しみをかかえて花を買いにいらっしゃるお客さまがたくさんいらっしゃいます。私自身が安定した気持ちで接客できるようにしなくては、お客さまの思いを花に託せません。まだまだ弱く修行の足りない私ですが、ハートフルな花屋になれるよう努めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
一期一会 2003.3
6月になると、近所の商店の方から、「ミプリさん、父の日は何するの?」と聞かれます。「えぇ・・・父の日ねぇ・・・。花市場でも父の日のプレゼントはほとんど無いんですよぉ」と、歯切れの悪い私。実は父の日は、ほとんど影響がないのです。ヤマト運輸のMさんに聞くと「父の日は、母の日の10分の1も荷物はでませんよ。あぁ〜おやじはかわいそう」と、おやじ顔のMさんもさみしそう。
一期一会 2003.3
今年の母の日は、暑くも寒くもなく薄曇りで微風という理想的な天候でした。店先にパラソルを出し、カーネーションやバラ、寄せ鉢、アレンジを並べて、たくさんのお客さまをお迎えすることができました。車で通りがかったり、お買い物の帰りにミプリの様子を見たお客さまから、後日、「大繁盛だったわね」「お客さまがいっぱい集っていて景気よさそうだったわ」と声をかけていただきました。
普段はゆっくりのんびり、お客さまと立ち話しをしたり、お散歩途中のワンちゃんと遊んだり、とても繁盛店とは言えない「花のミプリ」ですが、母の日だけは、くるくると走り回りました。臨時のスタッフもたのしそうに販売してくれていますし、準備した商品が次々とお客さまの手に渡されていくのは、本当にうれしく気持ちの良いものです。
3年続けて岩手のおかあさんに母の日のお花を送ったSさんが言ってくださった言葉、「ミプリはギフト向けの花屋さんなのよね」を有り難く受け止めました。すてきなラッピング、おしゃれな花あわせ、リーズナブルな価格をこれからも心がけてまいります。
一期一会 2003.3
小田急線沿線には大学が多く、そのために「花のミプリ」のある狛江市も、学生の多い町です。母の日が近づくと、「大学一年生かな?」と思われるような青年が何人もお店に来てくれます。「あの〜母の日に花を送って欲しいのですけど・・・・・」と。送り先は九州から北海道まで、さまざまです。でも決まって予算は送料込みで3000円ぐらいまで。男女別では、圧倒的に男性が多いのです。「おかあさんはきっと喜ぶと思うわ。できたら一言でいいから、メッセージを書いてあげると、もっと喜ぶと思うんだけど・・・」と名刺ぐらいのメッセージカードを渡します。
梱包や発送作業をしながら、ちらっとメッセージを読んで、「良い子ねぇ」とスタッフは涙を流してしまいます。「一人暮らしを始めて、親の有り難さがわかりました。夏休みには帰ります」「おかあさんありがとう。元気でいるから安心してください」「たのしくやっているよ。かあちゃんの飯が食いたい」「社会人になったら旅行に連れてくから、今年はこの花でがまんしな」などなど。
本当は読んじゃいけないのよね、わかっています。すみません。
一期一会 2003.3
土曜日の夕方は、なんとなく街が華やいでいます。ミプリの前のスーパー三和さんでたくさんの食材を買って家路をいそぐ人、夕食を食べに隣の焼肉屋さんに行く家族、ワンちゃんを連れていつもよりのんびり散歩をしているご夫婦など、私たちスタッフも暖かくなってきた春の黄昏時をたのしんでいました。
はっと気がつくと、おばあさんが息もたえだえに、腰をかがめて手を差し伸べて、店に近づいてきました。「どうなさいました?」とお聞きしても、はあはあと言っていて、返事もできない様子。椅子に座っていただき、「救急車を呼びましょうか?」と言うと、手を横に振って、それだけは止めて欲しいというサイン。どうしよう・・・・・と思いながら、背中をさすり続けました。暖かくなったとは言え、薄着のような気がしてスカーフを首に巻いてさしあげました。10分近くも経過したでしょうか、少し落ち着いたようなので、「ご家族はいらっしゃいますか?」「お名前が言えますか?」とお聞きしました。世帯主の名前を言ってくださったので、電話帳で調べるとすぐ近くでした。電話をかけても誰もでないので、そのお宅まで走っていきました。案の定、お留守でした。近くにアジア系の女性が携帯電話で話しながら立ち止まっているので、「あの〜○○さんでしょうか?」と尋ねると「日本語ワカリマセン」。でも、きっとこの人があのおばあさんの関係者だと思い、あれこれ話すと通じました。すぐにもう一人の女性が現れて、流暢な日本語で「母がいなくなったので、あちこち捜していました。私はあっちを捜し、この人はこっちを」ということで、「良かった!」抱きつかれて喜ばれました。
フィリピンからのお嫁さんだったのです。私が最初に会った女性は、彼女の友だちでした。いつもやさしくしてくれるお嫁さんの友だちがはるばるフィリピンから遊びにきたので、何かよろこぶものを買ってあげたくて、おばあさんは外出してきたようです。
彼女たちが迎えにきてくれて、安心したのでしょう、すっかり落ち着いて家に帰っていきました。そして、翌日、息子さんが「昨日はありがとうございました」とわざわざ寄ってくださいました。やさしくて良い家族に恵まれている息子さんもおだやかな方でした。
一期一会 2003.3
いつも閉店時間の間際にお見えになるIさんは、毎月1日と15日に必ず仏さまのお花を買ってくださいます。「職場が大森から城南島に移ってしまったので、こんな時間ですみません」と言いながら、ご来店くださいます。ある時、「仏さまはどなたなのですか?」とお聞きすると、ご両親とのこと。「仏さまのお花を切らさないようにするのはなかなか大変で、続かないことが多いのにIさんは偉いですね」とお話すると、「両親に供養すると約束したから。僕が病気になることもあるだろうから、できるうちはやっておきたい」とのこと。その後、生前のおとうさんやおかあさんのことに話が及びました。ご両親からたっぷりの愛を注がれて育てられたことや、最期を看取ったときのエピソードをお聞きしました。亡くなった後も、ご両親のことを思い出しながら、毎月2回、お花をお供えする。幸せな方だなあと思います。
もう一人、30前後のTさん。スーパーで買った食料品を両手に下げながら、いつもお仏花を買ってくださいます。笑顔がすてきなきれいな若奥さまです。今年の猛暑のさなか、3日ぐらいしかお花がもたなかったときでも、「もう傷んでしまって」と買い続けてくださいました。「どなたが仏さまなの?」とお聞きすると、ご主人のおかあさまとのこと。53歳で亡くなってしまい、結婚したときに、「仏壇のお花だけは切らさないようにして欲しいと頼まれたのよ」「私は義母に会っていないの、夫はおかあさんが大好きなんですよ」といつもの笑顔で話してくれました。
IさんもTさんもとってもやさしそうな良いお顔をしています。心おだやかな生活をしているんだろうなあと想像して、あやかりたいと思う私です。
一期一会 2003.3
花の仕入れや配達には車が欠かせませんが、ミプリでは軽のワンボックスカーを使っています。ミプリのオレンジのロゴを目立つところに入れ、花がたっぷり積めるように棚をつけてありますので、営業車であることは一目瞭然です。このミプリ号に乗るようになって、乗用車を運転していた時には気がつかなかったことにしばしば出会います。「あれ?」と思うほど、右折が簡単にできたり、脇道から本道へもスムーズに入れたりするのです。譲ってくれる相手はトラックだったり、宅急便の車だったり、屋根に脚立を載せて現場に行くハイエースだったりと、みんな仕事中の車です。それぞれ急いでいるはずなのに、働く者同士の連帯感を感じて嬉しくなります。何度もそんなことを経験したので、私も「どうぞ、お先に」と目礼をして、道を譲れるようになりました。「事故に合わないように気をつけろよ」というエールを受けとったり、発信したりしながら、今日も配達に走り回っています。
一期一会 2003.3
午後3時ごろ、なんとなくけだるい雰囲気の9月下旬のことでした。「あの〜花束をお願いします」と背の高いダンディな男性がご来店くださいました。「かしこまりました。どんな花束をおつくりいたしましょうか?」と接客をはじめました。「ピンク色の花を使って、あまり大きくしないでください。予算は別にありませんので、適当に」。女性にプレゼントかしら? ピンクのバラとカスミソウ、グリーンを入れて、すてきな花束ができそうです。「こんな感じでいかがですか?」「もっと小さく、ティッシュの箱ぐらいに作ってください。グスグス」とポケットからティッシュを探している様子。「こちらにティッシュがありますから、どうぞ。お風邪ですか?季節の変わり目ですからねぇ」と話しながら、花束のサイズを小さくしていきました。(このすぐ後、この私の不注意な言葉を深〜く後悔する結果となりました)。
ティッシュボックスからティッシュを数枚引き抜いた男性は、急に口元を覆い、「う・・赤ちゃんが亡くなったんです・・・・・・」。男性の涙と嗚咽を私は下を向いたまま、感じました。「そういうことだったの・・・」「ごめんなさい・・気づいてあげられなくて」と私も涙があふれてきました。「しっかりしろ!プロの花屋だろう、きれいな花束を作ってお客さまにお渡ししろ!」自分に言い聞かせました。ティッシュ箱サイズに作ったかわいいピンク色の花束を、深くお辞儀をして、ふるえながら男性に渡しました。花屋はこんなに、悲しくつらいことにも出会ってしまうのです。
一期一会 2003.3
お花のご注文をいただく場合、ご用途をおうかがいすることは常です。ただ、おうかがいした後、「つらいことを思い出させてしまった」とか「立ち入りすぎてしまったのでは」と反省することも時々あります。
あるご夫婦は、息子さんの月命日に必ずいらしてくださいます。子どもに先に逝かれることのつらさを思うと、想像にあまりありすぎて、ついついお花を多めに入れては、スタッフのSさんに心配されて(お店の)……。息子さんの職場がいつもお世話になっているところだったりと、いろいろな事情を知るたび、ご本人やまわりの方々の無念を思うと胸が熱くなります。
1周忌を終えられた翌月の月命日、いつものお顔が見えませんでした。「どうなさったのかしら」とあれこれ心配になり、さらに翌月もお見えにならなかったときは、いよいよお宅までお訪ねしてみようかしらなどと思ったりもしたほどです。
「立ち入りすぎはいけない」と気持ちを制していたところ、今回の月命日には元気なお顔を見せてくださいました。ますますサービスしてしまいそう。Sさん見逃してくださいね。
一期一会 2003.3
神棚に上げる榊は、1日と15日に取り替えますが、この榊の多くが輸入だということは、花屋になるまで知りませんでした。花市場で「国産榊」という表示を見たとき、「国産じゃない榊があるのかしら?」と思い、市場の職員に尋ねたところ、「つくり榊の国産は2〜3割ぐらいじゃないの」とのこと(つくり榊とは、神棚にあげるように組んである榊のことです。昔は大きな枝を買ってきて、花屋が小枝にわけて組んでいました)。
それでは、いろいろな榊を扱ってみようとあれこれ仕入れて販売しましたが、なんといっても国産が優れていました。なかでも「大阪もの」といわれる榊にすっかり惚れ込み、「ミプリの榊は最高級品です」と自信をもっておすすめしています。しなやかで、葉が多いのにグリップが細く、そのうえ緑色も美しくパラパラと散らないのが特長です。ただ一つ、予約制なので、売れたからといって追加仕入れができないのがつらいところ。 一度買ってくださったお客さまは、その品質の良さをわかってくださり、リピーターになってくださいます。お対で500円。しなやかな榊をお試しください。
一期一会 2003.3
今年の夏は涼しかったので、キーパー(花の冷蔵保存ケース)を使っていない当店にとってはありがたかったのですが、毛皮をまとったワンチャンたちはやっぱり暑いのだなと思った出来事がありました。
犬のお散歩の途中でお立ち寄りくださるお客様も少なくありません。あるとき、飼い主さんの手を引っ張るようにワンチャン(大型犬)がずんずんとこちらへ向かってきました。店内に入るやいなやコンクリの床にベターンとお腹をつけ、伏せの状態のまま動こうとしないのです。「今日はお花を買う予定はないのに、どうしましょう!」と飼い主さんは恐縮してリードを引いているのに、知らんぷりのワンチャン。
コンクリの床の冷え加減が気持ち良かったのでしょう。ワンチャンの「あぁ、涼しい」という表情を見ていたら、「いいわよ、いいわよ、そのまましばらく涼んでいて」と話しかけずにはいられませんでした。
一期一会 2003.3
花との出会いは一期一会。「きれいだったあの花にもう一度会いたい」と思っても次がないのがつらいところ。
寒さの一番厳しい1月末のこと。ケイトウの一種で「カシミア・デコレーション」というそれはそれはきれいな鉢物がセリに登場しました。美人の例にもれず少々か弱い感じはしましたが、私は迷うことなく競り落としミプリの店頭に並べました。お客さまが「うわぁ、かわいい」と歓声をあげてくださいました。「きゃ、かぁわいぃ」「ほしい〜」と女子高校生3人組。180円という値頃感もあって2時間ほどで完売。今度仕入れたらお花の好きな肉屋さんの奥さんにお届けしようとか、友人にプレゼントしようと思いましたが、2度と見ることはありません。来年まで待ちましょう。
気に入った花を見かけたら速攻お買い上げくださることをお薦めします。